消防設備点検優良事業所の認定を受けた防災のエキスパートです。
 

スタッフブログ

逃げるしかない?

  • 2008年10月27日(月)
消防法が大幅に改正され、火災予防への取り組みも変化しています。

時代の流れと共に建物の用途(利用形態)、管理者、利用者、産業が変わっている為です。

今までは比較的安全と思われていた小規模な建物から
死者や負傷者が何人も出るという火災による被害が続いています。

例えば無法地帯化。
ビルの賃借人が次から次と変わったり
賃借人が又貸しをして店の経営者も次々と変わって 責任者が届出者と違うような形態の店がたくさんあって影のオーナー、事実上のオーナー、転売者の存在など
している所では指導も行き届かないそうです。

安全意識の欠如した建物管理者や建物を借りて使っている権原者の店で放火や失火による火災があるとたとえ小さなビルでも大惨事につながっています。

そういう背景があって
来年4月より、性風俗を扱う個室等の施設では面積を問わず自動火災放置設備の設置が義務づけられます。

もうひとつは小規模高齢者福祉施設。
夜間の人手不足の問題もあるなか、体が不自由な人たちの避難時間を少しでも長くかせぐ目的で、小規模な(275㎡以上)グループホーム等にもスプリンクラーの設置が義務付けられます。こ
の小規模なスプリンクラーは消火目的ではなく、避難時間の確保が目的なのです。

被災者にとって一番大切なことは 素早い発見と 安全を確保しながら逃げることです。

消火は本当の初期対応ができなければ命取りになります。

もちろん 安全な避難のために 一番大切なことは早期発見です。
秒単位で いかに早く発見するか、いかに多くの人にそれを短い時間で気付かせることができるかです。

中央防災の仕事も確実に社会のお役に立てる仕事、逃げる、逃がすお助け(笑)ですが
なくてはならない仕事だと再認識し、使命を感じます。

消防法が厳しくなる背景には
「国民の生命・財産を守る」
という本来の目的があるわけですが

消防法が厳しくなっても、
「物や人の命を大切に想う心」は育たないので 
目的を考えると はがゆさが残ります。

「心を育てること」を車輪の両輪として考える役割は誰なのでしょうか、総務大臣? ? ? ありえないし・・・

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